介護保険サービスや福祉施設において医療技術学に特化したコメディカルスタッフの存在は重要です。
その中でも理学療法士は、リハビリテーション医学の他、解剖学や臨床心理学などを養成校で一定期間学んだ後に国家試験に合格しています。
理学療法に関連する専門知識を習得しているスペシャリストです。
仕事内容のメインは、基本動作能力の回復・維持、介護予防、要介護状態の重症化の阻止です。
運動プログラムや物理療法を活用し、利用者の生活をサポートしています。
利用者一人一人と真摯に向き合い、医学的・社会的な視点から利用者の自己実現を促すプログラムに取り組んでいます。
要支援もしくは要介護に認定されている高齢者の栄養改善チームを結成している介護・福祉施設では、ドクターや看護師を中心に多職種と連携して効果的なケアを実施することも重要な仕事の一つです。
利用者と密接に関わり合う機会が最も多い介護スタッフとの協力体制を構築し、利用者の日常生活の状況を把握する作業にも尽力しています。
医療・介護業界を取り巻く事情が時々刻々と変化しているため、多角的な視野を持って様々な分野の職種と分け隔て無く交流できる人物が求められています。
そのため、介護スタッフに対しても専門的な知識やスキルを要求する施設が徐々に増えつつあります。
無資格者も気軽に介護職に就けるという考え方からの脱却が進んでいます。
スキルアップを図ろうとする姿勢と共に、他者の意見を聞く力やコミュニケーション術も介護現場には不可欠です。
とはいえ、無資格でも医療分野で働いてみたいとお考えの方は多いことでしょう。
資格が必要な専門職の多い医療分野ではありますが、無資格でも働くことも可能です。
もし、理学療法士を始めとする医療系の仕事に興味があるのなら、無資格で働けるところからスタートするのも良い方法でしょう。
無資格でも働ける求人など、医療系の求人についていろいろ調べておくと良いかもしれません。